ボウフウについて

ボウフウについて

今回は、「和漢のきもち」に配合されているボウフウという生薬につてのお話しです。

名前が可笑しいですね。実は感じでは"防風"と書きます。まんまですね。
なぜこの名前なのかというと、その効果に発汗、解熱、などがあるとされてきたからです。

つまり、風邪を防ぐ。実際には、予防薬として使われていたので、風邪を防ぐ薬の原料となる植物がボウフウ、ということになりました。古文書に書いてあるそうですね。

ボウフウは中国東北部原産のセリ科の植物です。セリ科というと、にんじんやパセリ、セロリも属しています。
彼らは匂いが強いものが多くて、それだからハーブや香辛料に使われることが多いです。生薬にも使われてますね。

ボウフウの生理と頭痛との関係

ボウフウの効能としては、上にあげたとおりの発汗作用、解熱作用、また関節痛や筋肉痛、利尿作用、鎮痛作用、抗ウイルス作用、頭痛、腹痛、皮膚炎などなどです。

用途として頭痛、その鎮痛作用があるので、そのまま生理の際の頭痛に効果が用いられているのではないでしょうか。
また滋養強壮剤としても江戸時代から使われてきています。生理の際の弱った体に体力をつけるサポートとしても働くと思います。

おもしろいのが発汗作用と解熱作用が同時にあることです。発汗する、汗をかくのであれば体温が上がるような気がしますが、その一方で体温を下げる作用も持っている。

冷え症にも効果があるとされ、冷え改善の漢方薬にも配合されています。なので体を温める効果もあるらしい。複雑ですね。もしかしたら、解熱作用というのは風邪など病気の際にだけ働く限定的なものなのかもしれません。(体温が高温の際に、平均体温まで下げるとか。)

人によっては、生理の際に発熱を起こす場合もあるそうです。実際に体温計で測って発熱はしていないことはわかっても、なんだか熱っぽい、ほてっている。という状態を感じたことがある方は結構いるんじゃないかと思います。

そういうときにボウフウの解熱作用が効果的というわけですね。さらに頭痛も鎮静しますから。和漢薬にボウフウを配合するのはかなり合理的な選択だと思います。

著者:頭痛ヒヨコ

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